雲ひとつない冬空の下、澄んだ光に包まれた2月21日(土)。
天王森泉公園では、第16回となる剪定講座を開催しました。横浜マイスターの木下先生を講師に迎え、10名のボランティアが参加。静かな冬の公園で、樹木と向き合う一日が始まりました。
最初に取り組んだのは前庭の白梅。
枝の重なりをほどくように、光と風の通り道をつくる「大透かし」。徒長枝を三分の一ほど詰め、枝の行き先を見極めながら整えていきます。カイガラムシ対策としての石灰硫黄合剤の使い方など、樹を守るための日々の知恵も教わりました。
続いて前庭のカエデの剪定へ。
この木は、長年枝先ばかりを切ってきたため細枝が密集し、内側は混み合い、まるで鳥の巣がいくつも重なったバオバブの木のような姿になっていました。どこから手を入れるべきか迷うほどの状態でしたが、カエデの性質を踏まえ、不要な枝を付け根から思い切って切り戻していきます。
電動ばさみの軽やかな音とともに、絡み合っていた枝が整理され、やがて木は呼吸を取り戻すように、すっきりとした本来の姿を現しました。
その後は見晴らしの丘へ。冬の光の中でマンサクを整えると、満開の河津桜の下に絡む枝先に、可憐な黄色い春の気配が感じられます。
マサキの剪定では、太い枝は斜めに切り、切り口が上を向かないようにすることで、水がたまらず傷みも少なくなることを学びました。小さな工夫の積み重ねが、樹の健やかな未来につながっていきます。
この後は箱根ウツギなどの剪定も予定されていましたが、私は途中で失礼させていただきました。
冬の静けさの中で、一本一本の樹と向き合ったひととき。
正しい知識と丁寧な手入れによって、樹々は光を受け、風をまとい、やがて美しい花と新緑で応えてくれます。
ご参加いただいた皆さま、そしてご指導いただいた木下先生、ありがとうございました。
次回の講座も、どうぞお楽しみに。
— 春は、もう枝の先まで来ています。















