初夏の光が、新緑をひときわ鮮やかに照らしています。
天王森の裏手へ足を向けると、若葉は幾重にも重なり、湿り気を含んだ空気の中で、まるで深い森に迷い込んだかのような景色が広がっていました。風が吹くたび葉擦れがさざめき、鳥たちの声が木々の奥からこぼれてきます。
そんな初夏の気配に合わせるように、泉館二階の写真ギャラリーも、春から夏へと衣替えをいたしました。
三島柴胡さんが捉えた優雅な額紫陽花やヤマユリ。
本田さんのレンズに映るヒレンジャクとセイタカシギによる季節の風景。
そして露草、雪の下――。淡く揺れる花々や、森を渡る鳥たちの姿が、一枚一枚に静かな息づかいを宿しています。
初夏へ向かう天王森では、緑はいよいよ深まり、空気も少しずつ夏の匂いを帯び始めました。これから迎える暑い季節の中で、ふと立ち止まり、森の時間に耳を澄ませていただけたらと思います。
天王森周辺で活動する仲間たちが、それぞれの眼差しで切り取った貴重な写真の数々を展示しております。
ご来園の際はぜひ泉館二階へお立ち寄りいただき、初夏へ移ろう森の表情をご覧ください。











