小春日和のぽかぽかとした陽気となった、3月15日(日)の朝。
午前9時から開催された「冬の野鳥観察会」に向けて、ボランティアスタッフと一般応募者、合わせて二十数名が天王森泉公園の前庭に集合しました。やわらかな春の日差しの中、これからどんな鳥に出会えるのかと、皆さん期待に胸を膨らませながらのスタートです。
今日のテーマは、春を告げるウグイスの鳴き声を聞くこと。あわせて、「プップー」と少しおならのようにも聞こえる独特の声で鳴くキジバトの声にも耳を澄ませながら歩きます。
観察会がスタートすると、さっそく道路沿いの電柱の上に二匹のムクドリの姿。そしてその近くにはチョウゲンボウが止まっていました。思いがけない猛禽の登場に、参加者の皆さんは足を止め、空を見上げながらその姿に見入ります。観察会の始まりを告げる、なかなか幸先のよい出会いでした。
その後、公園を出て和泉川沿いを歩きながら、川辺の景色やジョウビタキやカワセミの気配を感じつつ進み、境川遊水池公園へと向かいます。
境川遊水地公園内の池では、枝先に止まったカワセミが水面をじっと見つめ、餌を狙っている姿を観察することができました。青く輝く小さな体に、思わず皆さんの視線が集まります。
ふと空を見上げると、今度は大きなノスリが現れ、橋の上あたりをゆったりと旋回しています。翼を広げた姿がはっきりと見え、小翼羽までも確認できるほどの高さでした。
そのとき、近くの茂みから「ホーホケキョ」と、澄んだウグイスの声が響きました。今日のテーマでもある春の声に、参加者の皆さんから思わず笑顔がこぼれます。
池の水面には、カイツブリとマガモが静かに浮かび、少し離れたところではキンクロハジロが3羽並んで仲良く泳いでいました。さらに、オオバンが2羽、ホシハジロもゆったりと水面を進んでいます。水鳥たちののどかな姿に、池の周りは穏やかな時間が流れていました。
柵の上には大きなダイサギが白い姿で静かに立ち、望遠鏡を覗くと遠くの木の枝にはノスリが白い胸を見せながらとまっています。情報センターで少し休憩したあと外へ出ると、畑の低木の枝先にはモズの姿も見つかりました。次々と鳥たちに出会える、贅沢な時間です。
こうして境川遊水池公園での観察を終えた一行は、公園を後にし、くわくわ森へと向かいます。そこから森の中を抜け、再び天王森泉公園へ戻る予定です。
春の気配を感じながら、さまざまな鳥たちの姿や声に出会うことができた、ゆったりとした楽しい観察の朝となりました。
























