2月8日、TOCさんから、雪に包まれた天王森泉公園の写真とビデオが届きました。
そこには、音を失った森の、静かな冬の物語が写っていました。
白梅や河津桜は、咲いた花の上にそっと雪をのせ、厳しい寒さの中でも春を忘れない強さを感じさせます。
横殴りの風に運ばれた雪は木肌に張り付き、一本一本の木が、自然が描いた墨絵のように浮かび上がります。
くわくわ森の舗道は白く覆われ、足跡のない道が、森の深い静けさを際立たせています。
野の花苑から望む泉館と大池は、雪に霞み、水と空と大地の境界が溶け合うような、やわらかな景色でした。
素心蝋梅は雪をまとい、ほのかな黄色が白の世界に静かな彩りを添えています。
木の歩道から見下ろす雪化粧のわさび田、雪をかぶった竹林、そして竹林から見たひっそりと佇む作業小屋。
人の営みもまた、森の一部として雪の中に溶け込んでいました。
天王森泉館の周りでは、雪を抱いたいろは楓が枝を広げ、くわくわ森の素心蝋梅も、白い衣をまとって冬の光に立っています。
見晴らしの丘では、雪を楽しむ子どもたちの姿。
白い世界に響く笑い声だけが、森にあたたかさを残していました。
同じ森、同じ景色。
けれど雪が降るだけで、天王森泉公園はまったく別の表情を見せてくれます。
TOCさんが切り取ってくださった冬の一日は、自然の厳しさとやさしさ、そして人の暮らしが静かに寄り添う、この場所の魅力を、改めて教えてくれました。














