· 

秋の恵みを活かして作るリースの会

 スタッフの若林さんから、当日の様子を写した写真と温かなご報告が届きました。飾られた素材のひとつひとつ、参加者の皆さんの表情、手元で組み上がっていくリースの表情まで、秋の天王森そのものが切り取られていました。

 11月29日土曜日の朝、天王森の2階集会室には静かな光が差し込み、7名の有志の方がそろって「秋の恵みを活かして作る リースの会@天王森」が始まりました。机の上には、森から預かった宝物のような素材が所狭しと並び、まるで秋そのものが色とりどりに広がっていました。

 今日の素材は、タカサゴユリ、センダン、ニラ、カラスウリ、ヘクソカズラ、ツタ、ネズミモチ、オニドコロ、センニチコウ、センニンソウ、サルスベリ、烏山椒、ノイバラ、サルトリイバラ、アオツヅラフジ、ツルウメモドキ、唐辛子、ガマズミ、アジサイ、姫りんご、ディコンドラ、ハツユキカズラ、ヤシャブシ、シャクナゲの実、ヒマラヤスギの木の実、サルスベリ、サツマイモのつる、アメジストセージ、アスパラガス、ウツギ、そしてほおずき——

 どれも天王森と周辺の自然が今年育てた、かけがえのない“秋の声”です。

 直径20センチほどのしっかりと編まれたつるのリースベースに、参加者はその豊かな素材たちをひと枝ずつあしらっていきます。赤い実は小さな灯りのように輝き、ほおずきは秋の夕焼けのような温もりを添え、ツルウメモドキやアオツヅラフジは軽やかに弧を描き、リース全体に生命の息づかいが広がっていきました。

 集中する静けさと、作品が形を帯びるたびに生まれる小さな笑い声。窓の外で揺れる木々の音さえも、このひとときを祝福しているようでした。

 自然の恵みを手に取り、自分だけの美しいかたちへと編んでいく時間は、季節と向き合う心をそっと思い出させてくれます。

 今年の「リースの会」もまた、天王森ならではの豊かであたたかな秋の集いとなりました。