写真撮影の本田さんより、11月30日に行われた秋の野鳥観察会の写真が届きましたので、その様子をご紹介します。
11月最後の日曜日。薄く黄砂のかかる空が、どこか柔らかな光をまとった朝でした。天王森泉公園には一般参加者とボランティア、合わせて27名が集まり、秋としては初めての観察会がゆっくりと始まりました。
最初に向かったのは、湧水の森・野の花苑。くわくわ森に入ると、ツグミやヒヨドリの声が重なり合い、静かな森を軽やかに彩っていました。参加者は鳥たちが好む黒い「むくの実」を口にし、素朴な甘さにほっとした表情を浮かべます。
続いて見晴らしの丘へ。ウグイスの声が梢の奥から響くものの、その姿は見えず、全員で空を仰いで探すひとときに森の静けさが深く満ちていきました。
黄色に染まるくわくわ森では、コゲラ、メジロ、シジュウカラ、エナガがひとまとまりになって動く「混群」に遭遇。枝を渡り歩く小鳥たちの小さな影が、秋の光のなかで弾むようでした。
さらに境川遊水地公園へ足をのばすと、ビオトープや池にはオオバン、カワセミ、コガモ、ホオジロ、キンクロハジロなど、季節の鳥たちが次々と姿を見せてくれました。水辺で小魚を追うキンクロハジロの姿には、参加者の視線が自然と集まります。
帰り道の和泉川沿いでは、カルガモが穏やかに水面をすべり、鯉がゆったりと流れを進む姿に心がほどけるようでした。
黄砂の朝に拾った野鳥たちの声と姿は、一つ一つが季節の息吹そのもの。写真とともに、その日の空気感を思い出していただければ幸いです。















