~秋空の下で学ぶ樹木との向き合い方~
雲ひとつない秋晴れに恵まれた11月22日(土)、天王森泉公園では恒例の「剪定講座」を開催しました。今回は13名のボランティアスタッフが参加し、横浜マイスター・木下先生を講師にお迎えして、樹木性格を理解しながら枝を整える本格的な講習となりました。
午前の空気は澄み渡り、樹々が静かに光を受けて輝く中、受講者の皆さんは剪定ばさみを手に裏門へと向かいました。最初の教材となったのは裏門の素心蝋梅(ソシンロウバイ)。先生からは、剪定適期や花芽の付き方、徒長枝の扱い方など、実際の樹形を示しながら丁寧な解説がありました。
続いて、道すがら出会う樹木をひとつずつ観察。
三葉空木(ミツバウツギ)では枝更新のポイント、
土佐水木(トサミズキ)では木勢を見極めた間引き剪定、
杏子(アンズ)では実付きが良くなる結果母枝の残し方など、品種ごとに異なる剪定の勘所を学びました。
藤棚では、つる性植物ならではの管理として、
「つるは五芽残し、短枝は翌年に花芽がつく」という黄金ルールを再確認。
山法師(ヤマボウシ)では、過去の切り跡からカルス形成の仕組みや、切り口から侵入する腐朽菌(ふきゅうきん)の入り方を木のカットサンプルを使った解説、受講者は思わず「なるほど…!」とうなずきながら聞き入っていました。
そして講座のメイン会場である、くわくわ森北口の素心蝋梅へ。ここは日当たりが良く徒長枝が2メートル以上も伸び、樹形が乱れ“暴れ枝”となっていた場所です。
電動剪定バサミを手にしたボランティアの皆さんは、木下先生の
「ここは付け根から切り戻して」
「芽の向きを意識して」
といった声に耳を傾けながら作業を進め、みるみるうちに蝋梅は本来の端正な姿を取り戻していきました。
秋の光に包まれた森の中で、樹木の生命力と向き合いながら学んだひととき。
自然と寄り添い、正しい知識を身につけることで、樹々はさらに美しく、健やかに育っていきます。
参加された皆さま、そして木下先生、ありがとうございました。
次回の講座もどうぞお楽しみに。







