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ナンバンギセルの二度目の開花

 10月1日、朝からしとしとと雨が降り、ひんやりとした涼しい朝となりました。

そんな中、スタッフから「ナンバンギセルが2回目の花を咲かせましたよ」との知らせを受け、花地図のエリアへ向かいました。

 石垣の下、並びの一番上にその姿がありました。泉館を左手に見ながら上っていくと沈丁花があり、その先には薄ピンク色に色づいたフジバカマの蕾の奥。赤瓦をえぐった紫露草の奥の石垣の下で、ナンバンギセルは可憐に、やや下向きに二つ花を咲かせていました。淡いピンクの花が雨に濡れて一層しっとりとした風情を漂わせています。

 前回、上倉庫の上で咲いたのは8月27日。今回の開花は9月30日と、1か月以上遅れての二度目のナンバンギセルです。季節をずらして楽しませてくれる姿はとてもありがたく、訪れる人をやさしく迎えてくれるようです。

 天王森泉公園では、ただいまナンバンギセルの可憐な花を楽しむことができます。ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。