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星に願いをこめて 〜天王森泉公園の七夕まつり〜

 ボランティアの本田さんから7/7の写真と動画を頂きました。

 七夕は、日本の伝統行事のひとつであり、年に一度だけ織姫と彦星が出会うという美しい伝説に願いを託す日です。天王森泉公園では、今年も6月25日から7月7日まで、七夕飾りを実施いたしました。

 この期間中、ボランティアとスタッフの手で丁寧に用意された折り紙の吹き流しや星の飾り、そして願い事を書く短冊が館内に設置され、多くの来園者の皆さまにご参加いただきました。お子様からご年配の方まで、思い思いの願いが短冊に記され、竹の枝に結ばれていきました。

 集まった短冊の数はなんと188枚。人の数だけ願いがあり、ひとつひとつに温かな思いが込められていました。

 そして迎えた7月7日。午後3時から竹林の前の囲炉裏にて、短冊と竹をお焚き上げいたしました。この特別な時間には、十数名の来園者の方が集まり、それぞれの願いを心に秘めながら、炎のゆらめきを見つめました。火がともると、煙が空へと立ち上り、まるで願いを天に届けるかのように空高く昇っていきました。

「どうか願いが届きますように」

 そんな言葉と共に、参加された方々の間に静かで温かな時間が流れ、七夕の締めくくりにふさわしい、心に残るひとときとなりました。

 来年もまた、たくさんの願いがこの公園に集まり、星に届くことを願っております。