
昨日、今日と、まるで3月中旬のような暖かさが続いています。1月の中旬だというのに、春を思わせる陽気に包まれています。そんな中、いつも木曜日の朝にいらっしゃるボランティアさんから「見晴らしの丘に小さくて可愛い白い花が咲いている」との情報を受け、早速一緒に見に行ってみました。
丘に到着すると、目に飛び込んできたのは、低木のユキヤナギの枝に咲く白い小さな花々。一般的にユキヤナギは3月頃に咲き始めるのですが、この異常な暖かさに引き寄せられたのか、早咲きをしているようでした。しだれた枝先に、可憐な白い花がひとつ、またひとつと、まるで春の訪れを告げるかのように、静かに咲いている光景は、なんとも愛らしいものでした。
その後、弁天坂を下りながら、天王森泉公園の裏門近くにあるウグイスカグラの木に目をやると、そこでもピンク色の花が咲き始めていました。このウグイスカグラも開花期はもっと遅いはずだと思い、くわくわ森に行ってみましたが森のウグイスカグラはまだ咲いていませんでした。見晴らしの丘は暖かいのか。
春のような暖かさが続く中で、季節が一歩早く進んだような感覚に驚くこともしばしばですが、それでもこうした花々の姿を見ていると、春が少しずつ近づいていることを実感します。まだ寒い日が続くかもしれませんが、この暖かな気候に触れた花々が、心に春を届けてくれるように感じられました。