本日は冬晴れの穏やかな日和の中、湧水の森囲炉裏前で「お正月飾りづくり」の講習会を開催しました。今回使用したワラは、11月に天王森の田んぼで脱穀したもち米のワラを使用しています。
実習に入る前に、巌さんによるしめ縄づくりのビデオを鑑賞しました。作業の流れやコツを視覚的に学ぶことができ、参加者も意欲的に取り組む姿勢が見られました。
ワラを芯の部分と葉の部分に分け、束ねた後、霧吹きで水をかけて柔らかくするため小槌でたたきます。この工程を通してワラがしんなりとなり、扱いやすくなります。
準備したワラを30本ずつの束に分け、以下の手順で縄を綯(な)います。二本の束を右側に撚り、次に左側に撚ります。本縄に三本目の束を添わせながら、全体を撚り合わせていきます。
本日の講習では、しめ縄づくりの工程まで行いました。参加者はそれぞれ丁寧に作業を進め、美しい形に仕上げていました。
4名の講習生からは、「ワラを扱うのは初めてでしたが、やってみると楽しかったです。」「お正月に向けて、自分で作ったしめ縄を飾るのが楽しみです。」と、大変好評でした。また、写真撮影で来園された方も「古い方法でしめ縄を作っているのですね!自分で綯うと楽しいでしょうね。」と仰っていました。
次回は、しめ縄を装飾して完成させる工程に進む予定です。