· 

シモバシラの氷の花

 今年も霜柱の季節がやってきました。

冬の寒い季節に霜柱が立つのは見慣れていますが、

天王森泉公園の霜柱は、シモバシラという植物の枯れた茎の根元に咲く氷の花です。

いつでも見られるわけではなく、

 ・12月末から1月いっぱい(茎が弱るまで)

 ・朝の気温0度、晴天、無風 

この条件が揃わないと現れません。

 宿根草のシモバシラは、上部が枯れても根は生きていて水を吸い上げています。水は毛細管現象を起こし、枯れた茎の細い管を伝わり少しづつ外に滲み出ます。

外気温が0度以下なら徐々に凍り、何層もの氷の花ができます。

 開園時間の9時から10時ごろまででしたら見ることができますが、それ以後は溶けてしまいます。

昨日初めて現れましたが2cmぐらいの小さのものが4、5個しかありませんでした。

お天気続きの乾燥状態でしたので、昨日ホースでたっぷりと水を注ぎました。首尾は上々!!見事でした。

 

ほとんどが高さ10〜15cmぐらいですが。池の縁にあるものは、はっきり見えてる部分が25cm、よく見ると高さ55cmある茎のトップの切り口まで、氷が染み出していました。