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キンランの咲くくわくわ森

 くわくわ森ではキンランが見頃です。

絶滅危惧種と言われ、公園のキンランも10年前は4〜5本しか見つかりませんでした。

 森の機械刈りをやめ、野の花会の女性達がカマで手刈りをして保護してきたところ、徐々に増え始め今に至ります。 キンランはクヌギ・コナラの根に付く菌を栄養として育つので、この森でしか生育しません。

 一昨年からカシナガの被害でクヌギ・コナラが枯れ、100本近くも伐採し、キンランの存続が危ぶまれています。今後もこのような花々が咲いてくれるように、新しい苗木を育て、新しい森を再生したいと思っています。

 クヌギ・コナラが伐採されて1つ良いことがありました。今まで光が少なく、花が上の方にしか咲かなかった

イヌザクラが満開の花をつけています。双眼鏡で見ていた花が肉眼で見られるようになりました。

ここ森には2本しかありません。

 そのほか、ギンランが咲き始め、里山の花もいろいろ咲いてきました。森の散歩を楽しんでください。


上の写真は、イヌザクラの高木、下は花です。

宝鐸草ホウチャクソウ 森で群生しています。

甘野老アマドコロ 

銀蘭ギンラン キンランよりやや遅く咲き始めました。

鎌柄カマツカ 小さな花が集まった可憐な花です。

二人静フタリシズカ ヒトリシズカが咲き終わり、少し大きめの二人静が咲き始めました。

フジ 公園の藤のほとんどは大木となり、高い木の上の方で咲き、花が見えません。今、見晴らしの丘のエゴノキに絡まっている藤は、観ることができます。