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野鳥の巣箱調査

 公園では毎年、野鳥(シジュウカラ、ヤマガラ)のために20〜30個くらいの巣箱を、くわくわ森、見晴らしの丘、野の花苑にかけています。

 繁殖期の4,5月ごろから7月ごろまで利用され、あとはねぐらとして使われますが、冬の混群(種類の違う鳥シジュウカラ、メジロ、エナガ、ヤマガラ、コゲラが群れになって移動する)の時につがい相手を見つけたり、巣箱を探したりするのではと思い、今の時期に修理や掃除をしています。

 今年は森のコナラ、クヌギがたくさん伐採されたため、野鳥たちも落ち着かず、産座のあった巣箱は3個だけであと数個はクリハラリスに乗っ取られていました。


暖かそうな産座、赤い毛糸は誰かのセーターかな?  下に杉苔、棕櫚の繊維でベッドを作り、化繊綿や羽毛、獣毛などでふわふわの布団を作ります。

クリハラリスに乗っ取られた巣箱

2.5cmの大きさの入り口がかじられ、中はシュロの繊維、杉皮を細く裂いたものなどでいっぱいです。

そのほか、スズメバチに占領された巣。蜂の巣を取り出すと中にヤモリがいました。

壊れた巣箱

修理した巣箱、相当痛んでいるので来年は巣箱作り教室を開き、新しい巣箱を作らなくては。