湧き水の側溝・生き物調査

 くわくわ森の西側の側溝はゲンジボタルが5月中旬から飛び始めるので、草を刈るくらいで泥上げもしていませんでした。

 数年前、街灯がLEDに変わってから、光が強すぎホタルが繁殖できなくなり、あっという間に数が減りました。

 側溝には山からの土砂が流れ込み、溜まってきたので、今回泥上げをすることになりました。

  ホタルは少なくなっても、他の生き物はいるはずですのでまずは調査をし、逃げ込める場所を確保しながら泥上げをすることにしました。調査は今回泥上げをする場所の一部で、土を掘り上げて水洗いをし、水中に残ったものを調べまました。2時間半の作業で写真の生き物が見つかりました。

アメリカザリガニ 8cm

ガガンボ幼虫 5cm

体の末端には一対の円形の呼吸盤があります。

カワニナ 2cm。1.5cm

ゲンジボタルの餌となる巻貝で、1.5mmぐらいから3cmくらいの大きさがいないと、ホタルは育ちません。

カワゲラの一種 1,5mm

ヤマトクロスジヘビトンボ

幼虫 4cm 水生昆虫としては大型で、2〜3年を幼虫で過ごし、他の小動物を捕らえる肉食です。

サワガニ 足の先まで入れて

1.5cm 山間部の渓流に住むと言われますが、平地でも湧き水のあるところで暮らします。幼生期を卵の中で過ごし直接小さなカニが

ふ化します。

ミズムシ  1cm

砂粒で作られたヨツメトビゲラ終齢幼虫の巣 2.3cm 

ニホンアマガエル

仕事を終える頃、ピョコンと顔を出しました。