自然

自然 · 2025/10/22
 今朝の泉館は、しとしとと降る秋雨に包まれていました。  裏庭に廻ると、アカシデの根元にドクダミや岩ヒバが寄り添い、その葉一枚一枚が雨粒をまとって、まるで銀の粉を散らしたようにきらめいています。 日陰では、ヒカゲノカズラやソテツが静かに息づき、薄靄のような雨の景色の中で、ひっそりとその緑を深めていました。...

自然 · 2025/10/15
 夜半から降り続いた雨は、朝を迎えてもなお、しとしとと地を叩いています。 気温は17、8度ほど。肌を刺すような冷たさの中に、秋の深まりを感じながら傘を手に出勤しました。  道すがら、背高泡立草が勢いよく咲き誇り、黄金の房を風に揺らしていました。...

自然 · 2025/10/01
 10月1日、朝からしとしとと雨が降り、ひんやりとした涼しい朝となりました。 そんな中、スタッフから「ナンバンギセルが2回目の花を咲かせましたよ」との知らせを受け、花地図のエリアへ向かいました。...

自然 · 2025/09/18
 清楚で可憐なヤマホトトギスの花が、竹林の奥のエリアで一斉に咲き誇っています。しっとりとした竹林の空気に包まれ、ひっそりと群生する姿はまるで静かな妖精のよう。近づいてみると、一つひとつの花が凛とした表情を見せ、見る人の心を和ませてくれます。...

自然 · 2025/09/10
 今日の巡回当番がお一人で弁財天のガードレール沿い越境枝の伐採を行うと言われるので、スタッフが応援に出かけたところ、戻ってこられた手にはクサギの実が~玄関の花瓶に飾るとのことで、あとで生えていた場所を教えていただきながら一緒に弁財天に見に行きました。...

自然 · 2025/08/13
 天王森泉公園の玄関先に置かれた、春から可憐な花を咲かせてきたすみれの鉢。  最近、その葉がほとんどなくなっていることにスタッフが気づきました。近寄ってよく見てみると――なんと、ツマグロヒョウモンの幼虫が8匹も、夢中で葉を食べていたのです。...

自然 · 2025/07/16
湧水のせせらぎ沿いにレンゲショウマ(蓮華升麻)が咲きました。 夏の盛りに咲く涼しげな花は技巧的かつ神秘的で「森の妖精」と称されます。 今まで蔀だった部分が大きく開いて赤みを帯びた光沢のある薄紫の上品で気品あふれる花が咲きました。

自然 · 2025/06/04
 昨年の6月、「天王森の初夏」と題した写真ギャラリーを開催いたしました。自然をこよなく愛する三島柴胡さんから、おたふくあじさいの一枚をご提供いただきました。  その写真は、見る人を一瞬戸惑わせるほどの深い赤紫。とても紫陽花とは思えない、不思議で魅力的な色彩に包まれていました。...

自然 · 2025/05/29
 5月の下旬、季節は春から初夏へと静かに移ろい、里山にもさまざまな生命の息吹が満ちてきました。この頃、天王森では蛍の光がちらほらと観察されはじめ、いよいよこの土地ならではの幻想的な季節が到来です。...

自然 · 2025/05/14
 天王森泉公園を散策するのが気持ちのよい季節になりました。今日は、くわくわ森北口から公園に入り、ロウバイの道を抜けた先で、思わず足を止めてしまう光景に出会いました。...

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