~秋空の下、大磯の自然と文化にふれて~
10月28日(月)、澄みわたる秋空のもと、天王森泉公園のボランティア研修が行われました。
朝9時15分、泉館に集合した参加者はマイクロバスに乗り込み、9時30分に出発。途中、下飯田駅でメンバーをピックアップし、一行は一路、大磯へと向かいました。
最初の訪問地は「ひじかた柑橘園」。
小高い山の上に広がるみかん畑は、やわらかな日差しを受けて葉がつややかに輝き、たわわに実ったみかんが枝先を彩っていました。園主の土方さんの案内で園内を散策しながら、甘酸っぱい香りに包まれての収穫体験。
「これが今年の露地みかんですよ」と手渡された果実を口にすると、ふんわりと広がるやさしい甘み。自然の恵みを感じながらのひとときでした。
この後は昼食が待っているため、「ほどほどにね」と声をかけ合いながら、皆さん笑顔でみかん狩りを楽しみました。
次に訪れたのは、平塚漁港直送の「磯っぺ」。
相模湾の新鮮な海の幸が並ぶお店で、お刺身膳と天ぷらなどをいただきました。ぷりっとした地魚のお刺身、揚げたての天ぷら。どれも海の香りが広がる逸品です。
食後には「おいしかったね」「これは贅沢だね」と、自然と笑みがこぼれました。
午後は、大磯の歴史と文化に触れる時間。
「大磯城山公園」では、旧三井財閥別邸跡と旧吉田茂邸をめぐりました。ボランティアの方の丁寧な案内を受けながら、風格ある庭園や重厚な建築を見学。
庭園の松並木を抜ける風が心地よく、紅葉のはじまりを感じる景色の中で、お抹茶と和菓子をいただき、往時の趣をしのぶ時間となりました。
最後に立ち寄ったのは「道の駅 茅ヶ崎」。
地元野菜や特産品を手に取りながら、それぞれにお土産選びを楽しみました。
夕方6時過ぎ、天王森に無事到着。
一日を通して、自然や地域の文化、人とのつながりを改めて感じる、学び多き研修となりました。
ご参加の皆さま、そして準備にあたってくださったスタッフの皆さま、本当にお疲れさまでした。

























