~秋の実りを手にして~
10月29日(水)、朝から少し曇り空。
時おり雲の切れ間から陽が差し込み、秋の柔らかな光が田んぼを照らしていました。天王森泉公園の田んぼでは、この日1日をかけて、はざ掛けして乾かしておいた黒米ともち米の脱穀作業が行われました。
朝の作業は黒米からスタート。
1年間休ませていた脱穀機を引き出し、まずは点検から始まります。0.2リットルのオイルを補充し、機械内部に残っていた昨年の籾殻を丁寧に掃除。エンジンの音が響くと、今年もいよいよ脱穀の季節がやってきたことを実感します。
男性陣がはざ掛けから稲を下ろし、機械へと一束ずつ投入。勢いよく籾が飛び散り、軽やかな音を立てて袋の中へと溜まっていきます。
一方、女性陣は次々に出てくる藁をきれいにまとめ、縄でしっかりと束ねて格納。息を合わせての作業が続きます。
昼からはもち米の脱穀です。
秋の風が心地よく吹き抜ける中、黄金色の藁が田んぼの隅に積まれ、袋いっぱいの米が並ぶ光景は、まさに一年の締めくくりにふさわしい豊かな風景でした。
ご協力くださったボランティアの皆さま、そして一年を通して稲作を支えてくださった皆さま、本当にお疲れさまでした。










