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繭から糸をとりました

天王森泉館は1911年(明治44年)清水製糸場の本館として作られました。清水製糸場は大正7年には

釜数128の神奈川県で5番目の規模の製糸場でした。そんな歴史のある建物なので、生糸に関しての質問もよくあります。

ここで働くボランティアも生糸について学ぶことにしました。

近くの中和田南小学校にある「みなみコミュニティハウス(郷土資料館)」より生糸を繭から取り出す道具「足踏み式座繰り機」をお借りし、操作できるようにボランティアが修理をし8月いっぱい館で展示をすることにしました。

足踏み板を踏むと、大きな輪が回り、上部の糸巻きがぐるぐる回ります。巻き取られている繭は、お湯の中でクルクル踊っています

3個の繭から糸を1本ずつ取り出し、3本合わせて糸巻きに巻きつけていきます。

未経験者が、資料を読みながら作業をするので四苦八苦でしたが、なんとか生糸を巻き取ることができました。 絹糸を作るのに、まず蚕を育て、繭を作らせ糸をとる

、長い時間と労力のかかることがよくわかりました。

昔の人は大変だったんですね!


同じ場所に手で回しながら糸をとる〈座繰り機〉も展示してあります。

こちらもボランティア制作のものもあります。

生糸をとる道具として、手で回す座繰り機が使われていましたが、神奈川県では明治18年に足踏み式座繰り機が設置されたようです。明治22年には蒸気機関を備えた器械製糸工場が中和田村に創設されました。清水製糸工場の写真はこの器械式です、