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千成ひょうたん

4月にタネを撒き、千成ヒョウタンの鉢植えを作りました。

末広がりの形をしたヒョウタンは、縁起の良いものとされ古来より大事にされてきました。

豊臣秀吉の馬印としても有名です。

 

ウリ科の一年草で、大きさにより、豆ヒョウタン(5cm以下)、

千成(10cm前後)、百成(1320cm)、中成(2030cm)、大瓢(3050cm)、長瓢(100150cm)などの種類に分かれます。

乾燥させると容器として使えるようになるため、世界各地で古代から使用されてきました。そのままなら水やお酒、割ればお椀や柄杓の代わりになりました。

ヒョウタンに入れた水は、ペットボトルに入った水よりずっと冷たく気温30度を超える野外に放置しても水温は下降するそうです。

これはヒョウタンの皮に水を通す効果があり、皮の表面まで来た水が蒸発するため、その気化熱で水温が下がるためです。

しかも水は漏れない特殊構造、素晴らしいですね。

たくさん実がなってくれると嬉しいです。

雄花の蕾 花柄が15〜20cmと長く花の付け根がすっとしています

雌花、花柄は3〜4cmで花の付け根がヒョウタン型になっています

ヒョウタン雄花(大)雌花(小)

 

できたてのヒョウタン 

産毛がいっぱい

10cmになったヒョウタン

実は硬く重たくなっています。